薬剤師派遣の期間は?
昨今、派遣という働き方が世の中に浸透してきた影響もあり、2015年4月から労働者派遣制度が一部改正となります。これまでは、専門26業種の派遣受け入れは期間の制限が無しでしたが、その他(薬剤師もその他に該当)の業種は3年までと決められていました。これが改定により、その他の業種であっても、派遣の受け入れ期間は無制限となります。しかし、新たな条件が追加され、専門26業種もその他業種も、同じ人物が働ける期間は最長で3年となりました。
つまり、薬剤師に関してでいうと、今までは人が変わっても企業側は3年間しか派遣薬剤師を雇えなかった(派遣制度の利用が3年間しかできなかった)のが、改定後からは人さえ変われば、ずっと派遣薬剤師を雇えることになります。派遣薬剤師としてなるべくなら同じところで就業したいと考える人なら、派遣先との更新がうまくいけば3年間勤務が可能です。
また、労働派遣法では、病院への薬剤師派遣は認められていないのです。最近特に多くなってきた、ドラッグストアや調剤薬局への薬剤師派遣はOKです。しかしながら、病院への派遣薬剤師の求人は多く見られます。それは、派遣労働法により、予定紹介派遣である場合と、産休育休、介護休の為の欠員補填の場合は可能となっているからです。
紹介予定派遣に関していうと、期間は最長で6ヶ月と定められており、期間満了時に本人と派遣先の企業が双方合意すれば直接雇用契約を結ぶ、正社員や契約社員になれるというシステムです。多くの病院への薬剤師派遣がこれに該当します。産休、育休、介護休みは、実際に取得される方の都合にもよりますが、半年から1年くらいの期間に契約となるパターンが多くなっています。
もちろん、短期間の薬剤師派遣もありますが、基本的に日雇い派遣は禁止されていますので、最低でも1ヶ月からということになります。短期の派遣の場合は、主に調剤薬局からの依頼が多くみられ、インフルエンザや風邪などが流行る冬の時期に、数ヶ月間派遣薬剤師を雇うことがあります。薬剤師という仕事柄、短期間であっても調剤薬局において即戦力として活躍でき、充分対応できます。しかし、ドラッグストアでは、携わる業務が調剤に限らず、レジ業務や陳列管理など幅広くありますので、慣れた頃に契約満了なんてことが起こりうるのです。
いずれにせよ、自分自信がどの様なサイクルで薬剤師派遣として働いていきたいかを、派遣会社に伝えておくことが重要です。薬剤師に特化している派遣紹介サイトでは、個人のライフスタイルに応じて、派遣先を考慮しながら紹介してくれます。
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